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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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映画『三度目の殺人』監督・脚本:是枝裕和  福山雅治 役所広司 広瀬すず 2007年

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  写真はイランにて  モスクにて、メッカに向かってお祈り中 (男性)





『三度目の殺人』




 兼ねてから見たかった、映画『三度目の殺人』を家族と共に見る。


 役者、話の展開、構図や蹴上の使い方が見事。


 筋書きが面白い。

 見ていて、話の中に吸い込まれた。

 
 重盛朋章(福山雅治)と三隅高司(役所広司)の話の畳み込みが、二人の顔の陰日なた輪郭と重ねたりずらしたりといったぜつ病な構図で、お互いの心理状態の距離や信頼性を表す。

 ほぼ影の顔の輪郭は、芸術的側面も兼ね備えていた。


 三隅高司(役所広司)と山中咲江(広瀬すず)が、彼女の父親の殺害を匂わす場面では、殺し終えた後左ほほに飛び散る赤い血を手で拭う。

 最初は三隅高司(役所広司)。続いて、山中咲江(広瀬すず)

 法廷から出てきた重盛朋章(福山雅治)は、無表情で二人と同じ仕草で、左ほほの汗を拭う。

 重盛朋章(福山雅治)が真実を悟った瞬間だ。


 ようようの展開ののち、裁判では、死刑を言い渡される。

 三隅高司(役所広司)と山中咲江(広瀬すず)、そして重盛朋章(福山雅治)はそれぞれの真実なる思いを抱きながら、それぞれの道を歩む。

 山中咲江(広瀬すず)の言葉、
「裁判では誰一人として、真実を語りはしないと聞いていたから。」
と言う言葉が、やけに響く。


 裁判を終え、重盛朋章(福山雅治)は美しい90度を感じさせる四叉路に、独り立っている。

 全方向車道には、一旦停止のマーク。

 そのうち対向車線に方向には、

      止まれ

とはっきりと書かれている。


 止まれ

 人生において真実を知りながらも、目をつぶり、それぞれの道を歩む必要があるのかもしれない。

 そのように感じさせて、一旦停止と二箇所止まれがついた小さな正方形の四叉路。

 是は、題名のつけ方と深い関係にあり相乗効果を増す。






 是枝裕和監督が、福山雅治、役所広司らを主役陣に迎えて、二転三転する法廷サスペンス劇に挑戦。
 第41回日本アカデミー賞で、最優秀作品賞など主要6部門を制した話題作。

 現代日本映画界を代表する実力派監督として、今や海外でも広くその名を知られる是枝監督。元来ホームドラマを得意としてきた彼が、本作では息詰まる法廷サスペンス劇に挑戦。ほぼ死刑確実と思われる殺人容疑者の弁護を担当することになったエリート弁護士が、二転三転する容疑者の供述にすっかり翻弄され、底なしの迷宮世界に引きずり込まれていくさまを、スリル満点に綴る。
「そして父になる」の福山と、これが是枝作品初参加となる役所が白熱の演技対決を繰り広げるほか、広瀬すず、斉藤由貴ら、共演陣も豪華多彩。

 是枝裕和監督が、福山雅治、役所広司らを主役陣に迎えて、二転三転する法廷サスペンス劇に挑戦。第41回日本アカデミー賞で、最優秀作品賞など主要6部門を制した話題作。

 小さな町工場の社長が殺され、死体が焼かれるという事件が発生。
 工場を解雇された元従業員で殺人の前科がある三隅が逮捕されて、自分がやったと犯行を自供。
 このままでは死刑がほぼ確実と見られていた。
 すっかりサジを投げた同僚に代わって三隅の弁護を担当することになったエリート弁護士の重盛は、判決をなんとか無期懲役に持ち込もうと懸命に奔走するが、
 
 三隅の供述が会うたびに変化して、とんだ迷宮にさまよい込むことに……。



 制作年/2017
 制作国/日本
 内容時間/125分
 ジャンル/ドラマ・サスペンス/ミステリー

 出演

 重盛朋章 福山雅治
 三隅高司 役所広司
 山中咲江 広瀬すず
 山中美津江 斉藤由貴
 摂津大輔 吉田鋼太郎
 重盛彰久 橋爪功

 スタッフ

 監督 是枝裕和
 脚本 是枝裕和

 撮影 瀧本幹也
 音楽 ルドヴィコ・エイナウディ

      データーは全てwowow公式HPより引用





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