劇団四季 ミュージカル 『ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム 』 奈良公演
閏年の関係でミラクルムーンと言われていた十三夜(月)の夜、劇団四季 ミュージカル 『ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム 』を観ました。
劇団四季地方公演を見るのは初めてです。
さてさて
かねてから観たかった『ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム 』の筋書きは巧みで、ラストのキリストの様子が舞台に映え、夕日のように神々しく浮かび、消えてゆく。それは見事に美しい舞台でした。
ジーザス役をはじめ配役にも最善の注意が払われ、役柄に応じた美しい姿や声や衣装や動きにただただ身を見張るばかりです。
役者さんたちの音域の広さや息の長さに聴き入ってしまいました。
ジーザス役の神永東吾さん他みなさんがこれでもかこれでもかとブレス無しでなが~~~~~~く歌い続けられるのです。
また舞台の構成も粋で、 当時映画上映された『ジーザス・クライスト=スーパースター 』の年代に似つかわしく、ハードロックのリズムや歌い方が飛び交います。
芝清道さんはユーライア・ヒープのデビッド・バイロンのような裏声も器用に歌いこなされ、懐かしい思いがあふれかえりました。
劇団四季の深みあるベースを軸に、舞台作りもある意味グラム・ロック的な要素を巧みに操り、満足できる作品でした。
帰路、映画でも有名なフレーズの「ジーザス・クライスト~~スーパースター~~」が心にこだましました。
できれば、
この作品は劇団四季の劇場で楽しみたいと痛切に感じました。
劇団四季は再度見たくなる作品が多くあります^^
劇団四季公式HPより引用
この作品は、イエス・キリスト(ジーザス・クライスト)が十字架にかけられるまでの最後の7日間を描いたミュージカルである。
今からおよそ2000年前、ローマ帝国領のパレスチナに一人の青年が現れた。
大工の息子ジーザスは、人々に新しい教えをとき、数々の奇跡を起こしているという。
圧政に苦しんでいた民衆たちは、たちまちジーザスの言葉に耳を傾けるようになり、彼こそ「救い主」「神の子」と讃える。
弟子の一人、イスカリオテのユダにとってジーザスは「神の子」ではなかった。
ジーザスを愛するユダには「全て御心のまま」という師の真意が理解できない。
マグダラのマリアもまたジーザスを愛していた。
彼女は、かげりの無い、純粋で献身的な愛をジーザスに注ぐ。
ジーザスが「ただの人」だと露見したとき、人々はそれを許すはずが無い。
彼らの怒りによってジーザスは押しつぶされてしまうだろう。
そう予感していたユダは、師ジーザスを裏切る決心をする。
どなたさまも楽しいお時間をお過ごしください。