『サロメ』
監督・演出・脚本:カルロス・サウラ
出演:アイーダ・ゴメス ペレ・アルキリュエ パコ・モラ カルメン・ビリェナ ハビエル・トカ ドス・イ・ダンサ舞踏団
2002年
87分
カラー
スペインの名匠カルロス・サウラが、オスカー・ワイルドの有名な戯曲を舞踏劇として映画化 2002年モントリオール映画祭芸術貢献賞受賞 若い娘が踊りの褒美に男の首を要求するという「サロメ」の話は、二千年以上昔、古代ローマ時代のガリラヤ地方の逸話として聖書に登場する。そしてルネサンス以来、数多くの芸術の中でこのテーマが繰り返し描かれてきた。 映画の下敷きとなったのは、アイルランド生まれの詩人、小説家、劇作家であるオスカー・ワイルドが1891年に書いた一幕悲劇「サロメ」だ。死に憧れる乙女サロメは、思い焦がれても振り向いてもらえぬ男を死に至らしめる・・・。
『サロメ』を見た。
前半 ドキュメント形式
後半 カルメンバレエ・舞台形式
『サロメ』は絵画などでも多く取り上げられている。
後半のカルメンバレエ・舞台形式では、光と影、色彩、ダンス、表情、映像の美しさに心奪われた。
思い焦がれても振り向いてもらえぬと知ったサロメの怒りの身体表現に魅了される。
しかし、王の前で身にまとう布を脱ぎ捨てながら踊るサロメは若干くどさを感じる。
何度も何度もじらすように衣服を脱ぎ捨てるよりも、バレエで追求して頂きたかった。
この映画中の舞台は完成度か高い。それだけは上は少し残念。
……と、知人が申しておりました(笑)