Quantcast
Channel: 乱鳥の書きなぐり
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

映画『愛しの座敷わらし』ロケ地:遠野ふるさと村、岩手山 他 和泉聖治監督 水谷豊 安田成美 草笛光子

$
0
0
   (イラン)




   映画『愛しの座敷わらし』ロケ地:遠野ふるさと村、岩手山、胡四王神社 他   和泉聖治監督 水谷豊 安田成美 草笛光子


 映画『愛しの座敷わらし』を見た。
 岩手の風景や風習や暮らしぶりや言葉に興味を持った。
 以前柳田國男氏の『遠野物語』を読んだことがある。
 岩手は美しい。
 一度行ってみたいと思いながら、まだ夢は果たせない。
 日本の至る所に美しい村や街が在る。
 ゆっくりと回ってみたいものだなぁ〜



 ロケ地

 岩手銀行 中ノ橋支店
 遠野ふるさと村
 岩手山
 岩手銀行 中ノ橋支店(重要文化財)
 盛岡商工会議所
 盛岡城跡公園
 小岩井農場
 滝沢村立姥屋敷小学校・中学校
 胡四王神社




 座敷わらし

 座敷童子(ざしきわらし)は、主に岩手県に伝えられる精霊的な存在。
 座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。
 柳田國男の『遠野物語』や『石神問答』などでも知られ、『遠野物語』の17話・18話および『遠野物語拾遺』87話に「ザシキワラシ」または「座敷ワラシ」の表記で話が掲載されており、17話には「この神の宿りたまふ家は富貴自在なりといふことなり」「ザシキワラシは座敷童衆なり」と記述がある。

『遠野物語』には、座敷童子が去った家の一家が食中毒で全滅した話や、岩手県土淵村(現・遠野市)大字飯豊(いいで)の資産家で、座敷童子を子供が弓で矢を射たところ、座敷童子は家を去り、家運が傾いたという話が残されている。
 座敷童子の去った家が没落する話は、貧乏神が去った家が裕福になるという話と関連しているとの見方もある。これについては映画でも出てきた。

 白い座敷童子は吉事の前触れであり、赤い童子(赤い顔、赤い服、赤い手桶を手にした童子)が目に見えるのは、童子が家を出て行くことによる凶事の前触れとの説もある。
 赤い服の童子を見たという家族一同が食中毒死した事例もある。

 近年では、座敷わらしに会える宿として岩手県の「緑風荘」「菅原別館」「わらべ」などがテレビ番組や雑誌に取り上げられているそうだ。

 映画では座敷わらしは飢饉による口減らしのために出現すると理由づけられていた。
 そのように考えられる民俗学の学者も存在する。
 座敷わらしにおいて色々な伝承や説が多く、本当のところはわからない。

 印象として、柳田國男氏の『遠野物語』は興味深く、読み物としても面白いことを付け加えておきたい。


 



監督 和泉聖治
脚本 金子成人
原作 荻原浩『愛しの座敷わらし』

水谷豊
安田成美
濱田龍臣
橋本愛
草笛光子

東映
2012年4月28日
109分
製作国 日本

『HOME 愛しの座敷わらし』(ホーム いとしのざしきわらし)として映画化。2012年4月28日公開。主演の水谷豊は、1983年公開の『逃がれの街』以来29年ぶりに映画単独主演を務めた。

あらすじ
父・晃一は食品会社の新製品開発責任者だったが、売れない豆腐プリンわさび味を作ったり、新たに創世した柿カレーにこだわりや愛情を注ぎすぎ、開発までに時間を掛けてしまい、東京から盛岡支店に半ば左遷された状態で、家族とともに岩手県の田舎町へと引っ越してきた。晃一が写真も見せずに家族に見せた家は築200年を数える古民家だった。東京での暮らしに馴れていた妻の史子は、突然の田舎暮らしに不安と不満でいっぱい。老人ばかりの近所付き合いにも戸惑う。前の外国人家族は1年ほどで引越したという。中2の長女・梓美にもただのボロ家にしか見えず、転校先の学校生活を考えると心が落ち着かない。転校前の学園生活でも人間関係で悩んでばかりだったからで、皆が書いた色紙も破ってしまう。同居する晃一の母親・澄代は田舎住まいには馴れた顔をしているものの、認知症の症状が始まりつつある。唯一、古民家への転居を楽しんでいる小4の長男・智也は、治りかけている喘息の持病をひどく心配され、サッカーをやりたくてもやれずにいる。晃一は家族の不平不満をなかなかうまく解消することはできないばかりか、支店でも馴れない営業職に悪戦苦闘する。誰もいない場所で物音が聞こえたかと思えば、囲炉裏の自在鈎(じざいかぎ)が勝手に動いたり、掃除機のコンセントがふいに抜けたり、手鏡に見知らぬ着物姿の子どもが映ったり、不思議な出来事が高橋家に起こり始める。この家には東北地方の民間伝承で有名な「座敷わらし」が住んでいるという。一風変わった同居人と共同生活をすることになった高橋一家は営業不振、更年期障害、認知症などを抱えながら、その生活に順応していく…。











Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

Trending Articles