今週のテレビ歌舞伎記録:
『六代目中村勘九郎襲名披露 口上』『芦屋道満大内鑑〜葛の葉』『保名』『暫』『土蜘』
『六代目中村勘九郎襲名披露 口上』
出演:中村勘九郎 幹部俳優出演
2012年
28分
カラー
新勘九郎の誕生を祝う華やかな襲名披露の口上をさっそくお届け。 新勘九郎の父である当代勘三郎が五代目として長年名乗ってきた勘九郎の名跡を、今年2月、息子の勘太郎が六代目として引き継ぐこととなった。新勘九郎の襲名を祝い、この月出演の幹部俳優が一堂に会し、はなむけの言葉を述べるお祝いムードに包まれた一幕。 (2012年/平成24年2月・新橋演舞場)
今週 二度目、三度目
『芦屋道満大内鑑〜葛の葉』
出演:中村扇雀 坂東竹三郎 中村翫雀
2008年(全2話)
62分
カラー
安倍清明は、陰陽師・安倍保名と白狐との間に生まれた子であるという「信太妻伝説」に材をとった作品。 安倍保名に命を救われた白狐は、保名の許婚・葛の葉姫に姿を変え、保名と夫婦となっていた。二人には子があったが、ある日、本物の葛の葉姫が現れる。そこで白狐は家の障子に「恋しくば尋ねきてみよ和泉なる 信田の森の恨み葛の葉」という歌を残し姿を消す。泣く子をあやしながらの「曲書き」や、早替りや宙乗りなどの演出による面白さに加え、人を愛してしまった悲しみや親子の情愛溢れる名作を、扇雀の葛の葉、翫雀の保名でご覧頂く。 (2008年/平成20年1月・大阪松竹座)
今週 二度目
+
『保名』
出演:片岡仁左衛門
2005年(全2話)
26分
カラー
「葛の葉子別れ」で知られる人形浄瑠璃「芦屋道満大内鑑」の二段目にあたる場面で、安倍保名が恋人榊の前の死を悲しんで狂乱する「小袖物狂」を清元舞踊に仕立てた。 菜の花が咲く野辺に若木の桜が一本。恋人を失った悲しみに、美しい男が舞い狂う、絵画のような舞台。仁左衛門扮する保名が思い悩む様を叙情的に描いてゆく。 (2005年/平成17年3月・歌舞伎座)
『暫』
出演:市川團十郎 坂東三津五郎 大谷友右衛門 河原崎権十郎 市川門之助 坂東亀寿 尾上松也 坂東巳之助 坂東新悟 大谷桂三
2010年(全2話)
53分
カラー
【出演】澤村由次郎 片岡市蔵 市川右之助 市村家橘 中村福助 市川段四郎 歌舞伎座五月興行の恒例として近年催されてきた「團菊祭」が大阪松竹座に場を移し、今年で3年目を迎える。明治時代の九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の偉業を顕彰する「團菊祭」開催にちなんで、5月の衛星劇場では、当代菊五郎と團十郎の名舞台を特集。 荒事の代表作、江戸のスーパーヒーローが活躍する一幕。 鶴ヶ岡八幡の社頭。巨悪清原武衡は天下を狙おうと画策。加茂次郎はじめ善人方が首を刎ねられそうになったその時「暫く、暫く」と呼びとめる声と共に鎌倉権五郎が駆け付け、悪事を糺すのだった。團十郎の鎌倉権五郎、三津五郎の鹿島入道震斎、福助の照葉、段四郎の清原武衡ほかの出演で。 (2010年/平成22年7月・新橋演舞場)
『土蜘』
出演:中村勘九郎 坂東三津五郎 中村福助 中村橋之助 中村松江 坂東巳之助 中村児太郎 中村国生 中村宜生 中村芝雀
2012年
90分
カラー
【出演】中村勘三郎 片岡仁左衛門 中村吉右衛門 新勘九郎が挑む、千筋の糸を繰り出す“土蜘の精” 源頼光による葛城山の土蜘蛛退治伝説を題材にした舞踊劇。千筋の糸を繰り出す歌舞伎の様式美に溢れた華麗な立廻りが見せ場となっている。僧智籌実は土蜘の精に勘九郎、頼光に三津五郎、胡蝶に福助、保昌に橋之助、巫子榊に芝雀、そして番卒に勘三郎、仁左衛門、吉右衛門という豪華配役で。 重病の床に伏す源頼光のもとへ、家臣の平井保昌が見舞い、侍女の胡蝶が慰みの舞を披露する。夜も更け、頼光が病に苦しむところ、比叡山の僧智籌(ちちゅう)が現れて、祈祷を申し出る。しかしその火影を見て異形の者と悟った頼光が一太刀浴びせると、僧は土蜘の精の本性を顕わすのだった。 (2012年/平成24年2月・新橋演舞場)
急なお客様や用事ですごく楽しみにしていた鴈治郎(現藤十郎)さん、仁左衛門さんの芝居『良弁杉由来』を二度とも見逃す………
ショックやわぁ〜
情報は全て衛星劇場公式HPより