氷菓(氷点心)
中国(成都の錦里)で氷菓を頂く。
氷菓とは果汁や糖密などに香料を加え、凍らせて作った菓子のこと。
写真の氷菓は
ところてんの柔らかいものに黒蜜
角氷がいくつか入って、キンキンに冷えている。
のどごし優しく、口当たり良く、つるんと口の中を滑る。
黒蜜と氷は至って旨し。
中国の教えによれば冷たいものより温かなものが体に良いとのこと。
なので、中国人を相手とするレストランや食堂では、ビールが冷えてない事も多い。
だが、錦里の老舗の氷菓屋さんでは、このキンキンに冷やした菓子が売れるわ売れるわ。
…で、店の方もめまぐるしく動かれていた。
この氷菓、1皿5元也
18(YEN)×5(元)=90(YEN)
桂林や賀州の辺りでは朝の麺や煮卵2個が2元(当時12YEN×2=24YEN 現在物価が上がってなければ、36円)だったので、錦里の氷菓の90円はそんなにもお安い値段ではないかも知れない。
だが、先ほども書いたように、美味かった。
また、信用のおけそうな店だったので、氷(水)も不安無く頂く事ができた。
左は氷菓
ところが水菓と書くと果物の事
氷菓 氷菓とは果汁や糖密などに香料を加え、凍らせて作った菓子のこと。
水菓 果物
私たちはスイカジュースではなく、水菓(ジュース)も頂いた。
海南鮮椰
海南鮮椰
椰子の実が短い鉛筆状に削られ、あらかじめ用意されたトンカチとアイスピックで穴をあけ、ストローをさして下さる。
中国人のお気に入りの飲み物らしく、ここも客足が絶えない。
穴をあけず袋に入れて持って変える客。
カップルで日本のストローをさしてもらい袋に入れてもらう客。
客の所望も様々だが、わたくしたちも例に漏れず、日本のストローをさして頂いた。
ただ、若い客と違う所は、日本のストローを一気に使う事は無く、二人は順番に海南鮮椰のほのかな甘みを楽しんでいたという事か…(笑)
齢を重ねた夫婦がにほんのストローでデレツク様はいかにも暑苦しいので、これで良かったと旨を撫でおろす。
錦里は日本でいえば、浅草のようなところと中国人ガイドがおっしゃっていた。
なるほど
歌あり食あり願いありと、にぎやかで楽しい所であった。
しばらく錦里の記録は続きます。